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小銃
小銃は歩兵兵器の要であり、その想定される戦いの場を鑑み、自国軍に最大の効果を発揮するよう開発された。日本の軍用銃特色のひとつは他国弾薬との互換性がほとんどないことである。村田銃においては欧州にその原形をみることが出来るが、逐次独特な思想を入れ、20世紀初頭の三八式小銃では日本独自のものを確立、その世界最強の機構は九九式7・7mmに引き継がれた。

村田十三年式小銃
(1880年制定:口径11mm)  単発黒色火薬、金属薬夾を使用する。松葉バネを使用した機関部を持ち、全長129cm、銃身長82cm、重量3・9kgの大型小銃である。約6万挺が生産された。
 
村田十八年式小銃
1885年に十三年式を改良したもので、諸元は十三年式とほぼ同じ。約8万挺が生産され、このほかに約1万挺 の騎兵銃が生産された。日清戦争で使用された。
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村田二十二年式小銃
(1888年制定:口径8mm)
薬夾の縁の出た独特な金属ケースに無煙火薬を使い8連発。銃身の下の管に弾薬を収納する。当時としては先進的な、手入れのし易い4条メトフォード型のライフルを持ち、命中率の高い銃である。北清事変と日露戦争の後備に使用された。歩兵銃約13万挺、騎兵銃2万挺が生産された。弾倉のためさく杖が収められないので、短いものが銃床に入っていてそれを何本か繋げて使用する。前期型と後期型があり、前部環の形状が異なる為、銃剣の互換性がない。全長122cm弱、銃身長75cm。
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三十年式小銃
(1897年制定:口径6・5mm)
こう棹式近代小銃で計約60万挺弱が生産され日露戦争に使用された。有坂少将の開発で、6・5mm弾5発を装弾子に載せ装填する。この方式はその後長く日本の小銃に継承された。歩兵銃は全長128cm弱、銃 身長80cm弱、重量4kg強。満州の戦場で泥、水などが機関部に侵入し悩まされた。騎兵銃は全長96cm強、銃身長48cm、重 量3・3kgである。うち騎兵銃は4万挺生産された。
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三十五年式小銃
(1902年制定:口径6・5mm)
海軍陸戦隊用に開発生産され、一部はタイ国に輸出された。現存するものはタイに保存されていたものが多い。生産数は36000挺と少なく、仕上げの良好な銃である。三十年式から三八式への過渡期の開発として評価される。銃の諸元は三十年式歩兵銃にほぼ同じ。
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三十八年式小銃
(1905年制定:口径6・5mm)
日露戦争には間に合わなかったがその後、日本小銃の基幹とな った。南部 麒次郎氏開 発の簡単にして頑丈な機関部は天才的な作品である。命中率が高く 故障が少なく、世界軍用小銃のブルーリボン賞もの。35年間に 渡り約340万挺が生産された。第一次大戦中約100万挺が英国などに輸出された。 初期の約半数はライフル6条、後期の半分は4条である。歩兵銃は全長128cm弱、銃身長79cm強で重量は4kgである。騎兵銃は全長 97cm弱、銃身長48cm、重量3・3kg弱である。
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四十四年式騎兵銃
(1911年制定:口径6・5mm)
三八式騎兵銃の銃剣を折り畳めるようにしたもので、寸法は三八式騎兵銃と同じであるが重量は3・9kgある。約10万挺が生産された。時代により3つの型がある。折り畳み銃剣としては世界初の開発。
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九九式小銃
(1939年制定:口径7・7mm)
悲劇の小銃と言っても過言ではない。6・5mmの三八式が車両、航空機の発達で威力不足と言うことからその後継として開発、制定された。機構はほとんど三八式と変わらず、同じ三十年式銃剣を装着し同じ弾薬盒を使用する。開発初期には三八式と同じような 長い銃(長小銃と言う)であったが、直ぐに短いもの(短小銃)に生産は移行した。
99shiki 左:長小銃と前期型
 右:後期型
わずかに5年間しか生産されてないがその総数は約230万挺あり、初期のものと後期のものでは品質的な大きな差がある。5発入りの装弾子を使用する。大きな特徴は銃身内部をクロームメッキし、手入れをし易くした点でこれは現在残された銃を見てもどの銃も銃身内は輝いており、高く評価されよう。 生産数の約30%は広島の東洋工業で生産され、同社は当時単独では世界最大の小銃製造工場であったろう。九九式小銃生産の歴史を見ると、日本の兵器生産が劇的に変換したのは昭和19年夏(敗戦の1年前)であることが分かる。 写真左は長小銃と短小銃、右は大戦後期のモデルと銃剣。短小銃の諸元は全長112cm、銃身長66cm、重量3・7kg。
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二式小銃
九九式短小銃7・7mmを基本にしてこれを空挺用に前後に分解、組み立ての出来るように したもの。楔とネジの軸を使い、分解・組み立てが容易でガタの来ない優れた仕組みである。昭和18年春には、名古屋工廠で19000挺が生産された。緒元は九九式短小銃にほとんど同じだが、銃床に鉄板が巻いてあるので重量は4kg近くある。
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