5-1 、試製短機関銃
車両搭乗者用に陸軍が南部銃に開発を依頼したか、南部銃が陸軍に売り込んだ「試製」と呼ばれるものが何種類かある。8㎜南部弾を使う。以下、その2種類であるが、発射速度を変更するに通常の短機関銃、機関銃は尾部のスプリングで行うがこれらの試製はエアバッファーと言う筒を使っているのが特徴だ。
また、アメリカの有数収集家、研究科H氏からいただいた写真には50発入り弾倉が付いている。これは珍しいし、銃身廻りの写真もしっかりしている。
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試製一型
試製二型
アバディーンプルービンググランド博物館所蔵 弾倉はない。銃剣が付いていただろう。着剣装置がある。
いずれも優れた設計で、これら試製を一〇〇式以後のものと間違うが、一〇〇式以前の1930年代の試作品である。各々が10挺くらい試作され数種あった、全米に10挺くらいはあると言われているが。とても高価なものだ。