6、騎馬武者の手防具

西洋の騎士の演武を観たことがある。白磨き金属鎧、長い木槍、槍には鍔が付いているがさらに槍を保持する左手にはもう一枚被いがあった。
日本にも騎馬武者同士が対決するときには、左手に防具があったようだ。
なかなか実物を見ることは少ないが、先日小田原城、諏訪間館長の講演の時に
この実物に気が付いた。鎧の手の上に重ねるものだろう。
皮革か布の元に金属片が特に肩が大きく、後は鎖、さらに皮革の厚いもので構成されていた。
このようなものが存在した背景には騎馬武者同士の対決が多く存在したと推定される。鉄砲出現の前であろう。小田原城は16世紀末に大きな会戦を迎えた。
まだこのような装具が残っていたのであろう。

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また馬の画、これも珍しい。いずれも見事な軍馬だ。

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(この項以上)