1-4、陸軍特殊携帯電話機
簡単な合成板製の箱に入っており、恐らく昭和19年以降、兵器生産に様々な制約、制限がおこってきてから製造の電話機であると推定される。ユニークな設計であるがハンドルと、部品が欠落しているようだ。また副受話器は九二式のものが入っておりこれも元のものではない。大きさは横幅27㎝x奥行き11.5㎝、高さ21.5㎝、
重量は九二式より軽い。
受話器はベークライト製
右側が開く、ここに副受話機とハンドルが入っていた
九二式に比べると大分軽くなり、また品質的には落ちたが機能は全て同じと推定される。電鍵の機能はない。ハンドルを側面の穴に挿入して回すことで相手のベルを鳴らす。製造は銘板より「富士通信機株式会社」
取り扱い要領
以上