2-5、鶴嘴(つるはし)

土工具には必要不可欠なものである。大きさは同じだが、柄の太さが異なるもの2種類ある。中田の複製品は柄の細い方だ。帆布と皮の収容嚢があるものは柄の太いものだ。
塗装は細いものに残っている。

大は長さ36㎝、刃幅6㎝、1.5㎏、柄を入れる穴が5×3㎝の楕円。収容嚢がある。
小は長さ36㎝、刃幅6㎝、1.2kg、柄を入れる穴は40×25㎜の楕円。複製品の柄が使用できる。

この道具は円匙と組で工兵には重要な道具であったが、重機関銃にも重要な道具だった。
写真でみると、鶴橋は陣地の構築に使われただけでなく、射撃の方向を示すために地面に
置かれた。