2-3、手斧
日本軍の装具に斧があるとは知らなかった。当然、斧は野営する軍勢には必要なもので、
それこそ戦国時代から世界の軍隊の必需品であっただろう。
オレゴンの吉田さんがニューヨークに遊びに来て、ニュージャージィの店サルコに行った。
ここは日本軍ものが良くでるところだった。1990年代。
吉田さんがガラスケース中の斧を見て「日本軍だよ」と教えてくれた。それを買って当時
ランドクルザーに乗っていたが、メリーランドのアバディーンの博物館に行った。
鉄部の大きさは長さ14㎝、幅9㎝、重量1㎏、柄を入れた全長は35.5㎝、柄の重量は150gだ。これは黒で、後でオークションに出たまったく同じサイズのカーキ色のものを手にいれた。これには小倉の刻印があった。少し重いかなと言う感じはするが、このくらい重くないと樹を倒したり、割ったりはし難い。どの程度、数装備していたか?分隊単位だっただろう。だから沢山存在したはずだが、消耗されてしまったのだ。
ちょっと怖いものだ。以上