小型で、良く切れるものだし、組み立て式だから腰に付けておいた。鉄線のあるところは大変だ。ほふく前進し、仰向けになり敵弾を避けながら一本ずつ切る。この道具は牧場などの作業に便利だから米兵が持ち帰っていた。
全長48㎝、柄長23㎝・太さ28㎜、刃長20㎜、重量1.6㎏。
刃はネジを外すことで取り外しができ、研ぐか交換したと思われる。
軽挟は歩兵分隊単位で行動する際に使用する道具で、中型、大型もあり、それらは工兵隊が使用した。
収容嚢の血痕、戦場から持ち帰られた品には多いが、やり切れぬ思いがある。
以上