1-12、冠スパナ入れ

大きく「冠スパナ」と上に書かれている緑がかった小さめの箱である。冠スパナを使用したのは発動機を整備、修理するためだから、機甲部隊か、航空隊のものであっただろう。
横36㎝、幅21㎝、高さ10㎝、重量2kg。鉄は使ってなく、木材のみの組み合わせで、褐色に塗られている。内部は道具の頭を固定したのであろう、小穴が30あまり開いており、横の長さ6㎝位の鉄製の柄で運搬する。作業のあと、整備兵が一つ一つの道具を点検し収納した苦労がしのばれる。

内部