帝国陸軍航空機は分解されて輸送されることが多かった。現地で組み立てるのだ。それで、機銃を入れる箱があった。「八九式固定機銃甲」銃箱。この固定機銃はビッカース機銃から 発展したもので、陸軍機、九七式戦闘機、一式戦闘機の胴体固定機銃で甲は右、乙は左であった。給弾装置の位置が異なる。木製、鉄枠、やや緑がかった塗装。 横120㎝、幅25.5㎝、高さ25㎝、重量20㎏、No10330 とある。こういう種類の箱は珍しい。
「八」の文字が消えかかっているが