右の兵の腕に見えるのは時計ではなく、磁石だろう。九六式軽機関銃
歩兵の携行する武器兵器・その他装具品はおよそ計30㎏あった。効率的に体につけて携行する工夫はなされており、これは現在の世界の歩兵にも同じように見られる。食料などはせいぜい2-3日分しか携行できず兵站の伸びきった前線では日本帝国は燃料を使う自動車輸送が少なかったので、たちまち苦境に陥った。その他に将校や兵士が生活、戦闘に必要な小型の装具品があり、それらの実物はあまり多く残されていないのが現実だ。
以下、幾つかの当時の兵士が身に付けた、官給、私物の小物を紹介する。