火縄銃



28、火縄銃のベンチレストとプローン(伏射)射撃

① 近代大口径ライフル銃やスラッグ弾銃を固定させて発射する方法、ベンチレストは普通の射撃スタイルだ。アメリカ人は特に好きだ。
さらに、この方法はスコープやサイトの修正に使える。

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ベンチの上に銃を置いて、射手は椅子に座って射撃するのがそのスタイルだ。
器具を使わなくてもベンチの上に銃を両ヒジで固定して射撃することもある。
器具は普通、前後に分かれており、前の部分が銃身を載せる、後ろの部分に銃床を載せ、両手で銃を固定して発射する。特に重要なのは前の部分でやはり金額のはるものが良い。高さが調整できるが、それだけでなく、いか確固に固定できるか、その重さも重要だ。後ろは革袋に砂が入ったものが一般的で、高さは調整できないので、位置で調整する。革袋は反動も吸収する。

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さて火縄銃の狙いを観るためにこれを使えないか?
基本的には銃を固定して何発か撃ち、その弾痕でこの銃はどこを狙えば良いかを効率的に発見できる。
だが、火縄銃の銃床は頬当(チークストック)なので短い。後ろの袋には床尾を載せるだけだ。あまり深くすると引き金に掛る。
そんなことで使い難いが、正確に撃つことは不可能ではない。

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銃尾を右手でしっかり袋に押しつける。

② プローンスタイル(伏射)
一般的にライフル銃では3姿勢と言い、スタンディング(立射)、ニーリング(膝射)そしてプローン(伏射)とあるが、日本の火縄銃には伏射の競技はない。
また様々な伝書や絵画にも、火縄銃を伏せて射撃しているものは見たことがない。火縄銃が使われていた時代に伏せて撃つことはなかったのか。前装銃では装填に立ちあがらなければならないので、伏せて立ち上がる、時間の無駄であると考えたのか。だが、銃は特に軍用では、伏せて撃つのは相手からの目標としては射手が小さくなり、有利だ。

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実際、火縄銃を伏せて撃つと両ヒジ、頬と3点で銃をとても良い感じで支えることが出来た。
マット、高額なものだが、表面がビニールなので火縄、及び発射の火が落ちて焼け焦げが出来るのが嫌だったが、命中率も良い。
装填は伏せた姿勢から一発度に立ち上がらなければならないので大変だった。

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③ 命中精度
真ん中のパッチをしてあるところ3発が、ベンチレストの結果。12時方向穴9点2発が伏射の結果。

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伏射の場合、目の位置が下から上にいっていたのであろう。
(この項以上)