激動の観閲式と緊張感

平成28年11月9日

去る10月23日日曜は安倍総理、稲田防衛大臣への自衛隊観閲式であった。
今年の場所は朝霞、参加自衛隊員数千、見学者数万人、自動車数百両、航空機50機の規模であった。本年は米軍の一部参加があった。
天気は晴朗で風も雲もほとんどなかった。

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安倍総理の挨拶で例年と異なったのは、日本をめぐる緊張に関して内容だった。
例年は「昨今の、とか最近の」と言う表現であったが今回は「この一年間」と
し、我が国を取り巻く、国際的緊張感を改めて強く表現した。

image002空挺隊

私たち東部方面隊モニターは観閲台の右隣であり、全体の進行はもとより、細かいところも良く観察できた。例年の緊張感が強いなが共通した認識であった。
幾つかの今年の観閲式の特徴をあげてみよう。
1、 いつもになく整然と分かりやすい立派な行進であった。

image003大軍楽隊の演奏

2、 首相近辺、会場の警護が厳しかった。

image004首相の部隊観閲

3、 首相の演説にめりはりと緊張感があった。

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4、 好天に恵まれ航空機の上空飛行、空挺降下、ブルーインパルス演武、
(式典終了後)などが映えた。

image006防衛大学校部隊

5、 米軍機材、米軍機(オスプレーなど)が参加し日米同盟の深化を示した。

image007SPの警護

あれだけの規模のイベントだ、事故なく質の高いものになった。式典自体に参加した隊員、またサポートした隊員、全国から陸‣海・空と数千人と警察などの関係者が見事に任務を遂行した。
しかしながら、イベントがこのように緊張感をもって行えたのは、この一年間の
中国の海洋進出、北朝鮮の核とミサイル、これら多くの危機が現実としてあるからであろう。

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婦人部隊(全国に数千の女性自衛官がいる)
日本は気が抜けない。日本人全員が緊張感をもって国際状況を直視する必要がある。

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首相、大臣、各国高官への挨拶

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(この項以上)