博物館・資料館図録の効用その3

新宿歴史博物館と鉄砲組百人隊

四谷の住宅街にある同館を訪れると新宿が江戸防備の要であったころの資料がいろいろある。地図に始まり、今の歌舞伎町、大久保など見るとその差に驚く。
また甲州街道の出発地として商業もさかえ江戸期の商店のジオラマなどもある。
特に百人町と言われるところには鉄砲隊100人単位の同心組が幾つかあり、現在も皆中神社(みな当たると言う意味だそうが)に新宿区無形文化財「鉄砲百人組」があり、2年に1度、新宿区内を演武して歩く。今年も9月25日(日)に予定されている。そのための練習がまもなく開始されるだろう。

常設図録

常設図録

常設図録

 
鉄砲隊は女性数名を含む大掛かりなもので、30名と約20名計50名が参加する。
その鎧、ここに実物があり触らせて貰った。木製なのだ。他のところで見たとき木製は革の型だと思ったが、もともと木製に布を張り漆を掛けてある。

 

早合入れ

早合入れ

早合入れサイズの異なる3種を収める。

 

 

木製の胴

木製の胴

木製の胴、これに面白い形の鉄を巻いたかぶり物がある。

 

銃砲史学会9月例会で高橋 達郎氏が百人組の経緯に関しての講演を行う。