会津新撰組「むかしや」に行く

(店先の風景)

先日、会津に行った際にいろんなところを散策したが、そのうちのひとつ「むかしや」さんへ行った。主人ティ氏とは一昨年、彦根の演武団体の総会で一緒したので初対面ではなかったが、来年のNHK大河ドラマのことで打ち合わせる用事があったのだ。また名物の倉の展示も観たかったし。

(展示の風景)

街の中心街の一角に立つ大きな倉がその場所だ。所有は隣の人で借りているようだが。ここの展示は全て『八重の桜』向きになっていた。かなり時間を掛けて見学させていただいたが、驚くほど沢山の品があった。売り物かどうかは分からない。展示の見物には入場料をとる。


(戊辰戦争の銃)


(左にスペンサー騎銃と弾筒入れがある)

洋式銃はNHKさんがどうしてもと先回からスナイドル銃にこだわる。戊辰戦争全体で、使われた歩兵銃はほとんどがエンフィールド、スプリングフィールドなどの前装ミニエ式で、後装スナイドルは一割もなかったのではないか。その替り後装式では、スペンサー騎銃などが多かったのではないかと推測するが。


(説明も明確)

その他の武器、槍、薙刀、旗、空穂(矢入れ)、胴乱(弾薬入れ)、陣羽織などの小物と古文書、絵画、写真、書などが山ほどある。


(火縄銃、陣傘、胴乱)

珍しいものではスペンサー騎銃の筒弾倉の入れ物だ。

店主のティ氏は江戸期から戊辰戦争の会津を研究しており、鶴カ城、県立博物館その他展示に関しても意見があった。


(一階の受付で資料を聴く)

彼のようにビジネスもしているが研究もしている人間の話はこちらの研究にも
大変に役に立つ。立派な収集で驚いた。以上