港区防衛懇親会と市ヶ谷防衛友の会、土浦駐屯地見学と90式戦車同乗会 

去る10月16日(火)に各会より20名、計40名の会員が2台のバスに分乗して土浦駐屯地武器学校を訪問した。市ヶ谷、中央業務支援隊から3名の随行があった。

土浦駐屯地は常磐道で桜・土浦まで約1時間、そこから15分間ほどの距離で
遠いところではない。当日の内容は以下の通りであった。

午前中
広報による土浦駐屯地帝国海軍予科練時代のビデオ視聴と土浦駐屯地と武器学校の見学
同、小火器館など見学
同、雄翔館見学(予科練海原会運営)

昼食

午後
90式戦車同乗阿見市予科練記念館見学

であった。

一番の楽しみは戦車の同乗であったが、女性の参加者も多く、先の基地記念日用の籠が付いたもので、霞ヶ浦横の直線コースの走行であった。
普段、武器学校の戦車同乗は、90式戦車の砲塔後部のレールにつかまり、不整地(訓練コース)の上下、左右に傾斜のある地帯を2周するものなので、完全に「お子様コース」になってしまった。しかし、普段、戦車に近寄れることもない、ましてやエンジンを掛けて走ってくれる、だけでも感謝しなければならない。

昼食は「マグロのフライ」と言うややシニア層には濃いメニューであった。

阿見市予科練記念館は近年会館した土浦駐屯地には隣接しているが別敷地にある、主に予科練の日常生活に焦点をあてた7つの展示室からなるしゃれた建物だ。入場料500円。展示の中心は写真家土門 拳氏が予科練学生と寝起きを共にして撮影した写真の数々であった。予科練はここの展示でも操縦士教育が主のような意識があるが、航空機は、爆撃手、射撃手、航法手、通信手など様々な役目が必要であり、それら全部を教育した組織であった。

また、霞ヶ浦海軍航空隊の敷地は現在の美浦市で、厖大な敷地であった。
滑走路は恐らく、草地の四角の敷地で風向に従い離着陸したのではないか。
以上