『アリゾナメモリアル』はアメリカの靖国神社
艦載機満載
40年以上前、観光ツアーで行った。緊張したが感激はなかった。
今朝、早く起きて、行った。実はここは7時からなのだ。もう長い列、
貰った乗船券は8時45分だった。日本軍に轟沈された艦艇は大体が真珠湾の中のフォード島に2重に停泊していた。こちらサイドのメモリアルパークで、持ち物を預けて、いろいろ見ていた。訪問者はほとんどが白人だ。黒人は全くと言って良いほどいない。東洋人少し。台湾人だ。
水上に出ている戦艦アリゾナの部分
日本人はゴルフ場に行ってもここには来ない。時間になり劇場に入る。そこで、15分間ほどの『日本軍がハワイ攻撃に至った事情とアメリカ、そして犠牲となった兵士』をテーマにしたフィルを見る。同じ内容の良くできた小冊子もくれる。フェアな内容だと思った。「アメリカは日本がハワイ攻撃をする能力がある、すでに相当なる航空戦力を持っていた。」と知っていたと。「アメリカによる石油禁輸が日本に応えたと。」ポイントを得ていた。シーンは次々と攻撃してくる日本機、戦艦アリゾナは弾薬庫が大爆発を起し、1177人の乗員もろとも木端微塵に。その他にも戦艦2艦が同じ運命で、そこも600人の兵士の墓場になっている。フィルムの後、小型船に乗り戦艦アリゾナが沈んでいるところに向かう。みんな厳かな顔をしている。戦艦アリゾナの上には白い蒲鉾型のドームがあり、正面にこの下で木端微塵になり眠っている兵士たちの名碑版がある。
宗教色はない。吹き抜けの上に星条旗がはためいているだけだ。
そこで気が付いた、戦艦アリゾナメモリアルは『アメリカの靖国神社』だと。
世間を何も知らない若者が突然に死に至らされた、その犠牲の悲惨さは日本も
アメリカも変わりはない。
第二次世界大戦以前のアメリカ海軍は白人だけで、黒人もピスパニックも入れてなかった。
そのうちに日本の靖国神社と同じ、ここも衰退の道を歩むだろう。
(この項以上)