台風前豪雨の陸上自衛隊武器学校・土浦駐屯地六十二周年記念行事

何回か見学したがこのような天気は初めての経験だった。台風18号はまだはるか西にあるのに、早朝から大雨だった。戦闘は如何なる天気、どんな時間でも始まる。招待状にも「雨天順延」などの文字はない。担当のM二曹に聞いたら、先方はまだ雨はたしたことない、ビニール雨具は用意してあると言うが、自分のポンチョとブーツをスーツの上から着ると言うスタイルにした。

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現地では紛らわしいがはたして、東に走るに従い、酷い降りは追いかけて来た。

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前は元校長クラスなので雨などなにともせずだ。

午前10時から、観察官(司令)到着、挨拶、来賓挨拶(町長、国会議員など)、そしてこの駐屯地祭の特徴だが様々な機材の想定戦闘(訓練展示)がある。雨で水たまりが出来てきた。雨はやむ気配どころか余計ひどくなった。

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展示台上の来賓にはほとんど欠席者はいなかった。利口にもいつも私の隣の席の医大名誉教授はいなかった。

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輸送車両隊の移動
およそ2時間の予定だが、近所の高校のチアガール、太鼓の演武はなかった。
残念。こんな天気観るも地獄、やるも地獄だったが。
例年と異なったのは、まず、短サム、近サム、そして88式地対艦ミサイル車両などが入ってきてから、おごそかにFH70/115㎜榴弾砲。
ミサイルはさすがに発射できない。しかし「私の防衛白書を読む」記事を実践して呉れた感あり。

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ミサイル隊の精鋭
そして10式戦車を先頭に、90式、74式戦車が続いて入り、空砲を撃つ。74式以外は湿った音だった。10式戦車がやられ、牽引車が来た。これは初めて見るシーンだった。

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向い側ではFH70の銃身交換と90式戦車の発動機・ギア交換。

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これも珍しいシーン

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雨中危険な作業だ
全部大雨の中での作業だ。10式戦車牽引では牽引車が地面に潜りジョイントの取り付けに苦労していた。

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電話で中に指示する
さらにこの雲が低い中、ヘリの爆音が聞こえた。OH―1の偵察、そしてAH-64アパッチの攻撃と続く。OH-1はいつもの低空。

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地上では軽装甲機動車が走りまわる。

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加えて89式装甲戦闘車、96式双輪装甲車が敵に迫り銃撃する。当然そのときには90式戦車と74式戦車も砲撃。

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おしい退役とは
歩兵はさすがに出て来なかったが、機甲部隊と航空部隊で敵を撃滅、陣地奪還と言う筋書きだ。

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そんなことで少し早めに終わったが、どんな条件下でも戦える力を示した
良い例だった。
司令をはじめ訓練展示に参加した全隊員は雨具など付けてない、身体のしんまでずぶぬれだ。
私もポンチョの威力はたいしたものだったが、撮影のために手を出したので、上着の両手の先はずぶぬれ。カメラ一台が駄目になった。言い訳ではないが、
ズームにすると雨粒が大きくピンとが合わなかった。

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撮影する広報隊

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ラッパで終了

事故なく終わりほっとした。
(この項以上)