練馬駐屯地(都会の真ん中での)式典

平成27年4月12日(日)は練馬駐屯地(昭和25年)と第1師団(昭和37年)の創立記念式典が、練馬駐屯地で行われた。交通の便が良く、内容も充実しているので、早朝より大勢の人々が列をつくった。

image001普通科部隊

私は武器学校顧問として第1師団長よりの表彰を受けるため早めに行き、式典前に式は終わった。立派な表彰状に楯をいただいた。

概要:第1師団とは
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、山梨県、静岡県の1都6県の防衛、警備、災害派遣、国民保護と国際貢献を任務として、様々な即応力を備えた組織である。最近は災害派遣の先鋒任務が多いが、本来の役目は安全保障であり、普通科連隊の他考えられる殆どの任務に耐えうる能力を日々、鍛練している。配備されている部隊は、第1師団司令部に始まり、第1普通科連隊、第32普通科連隊、第34普通科連隊、第1特科隊、第1高射特科大隊、第1後方支援連隊、第1戦車大隊、第1施設大隊、第1通信大隊、第1特殊武器防護隊、
第1師団司令部付隊、第1偵察隊、第1飛行隊、第1音楽隊を含む。

image002音楽隊

師団長の挨拶:
これは表彰式で聞いたものであるが、第1師団長は、
「最近の国際事情の変化には二つ局面がある。ひとつは国々のあからさまに力による現状変更姿勢である。もうひとつはテロリストによる理屈抜きの激しい行動である。この二つの曲面に対応して国際連合は無力であり、各国は自衛能力を高める必要がある。それには訓練による能力向上(練度の高さ)であり、射撃は重要な要素である。練度を高めるためには愚直になれ。」と言うようなものだった。

image003普通科練隊前進

ドリルの内容:
私たちはその日は特別なゲスト出あり、武器武器学校長、広報室長、担当のM氏も来てくれた。土浦からあの時間に到着するには大変なことだったろう。
私は軍楽隊が好きだ。それこそ練度も高い専門家の集団だ。しかし米国の軍隊のような足の組み換えなど派手な演出はない。
それから第1師団の普通科連隊をはじめとする、また各県を代表する部隊の紹介、その行進があった。勿論全員が来ているわけではない。
それから各装備品のパレードがあった。
見どころは3両の一○式戦車だった。最前列では何mも離れてないところなのでそのスピート感と地響きに感激した。

image004

image005

施設大隊の架橋車なども珍しいものがあった。

観客を喜ばせたのは偵察大隊自動二輪車によるジャンプ、すれ違い、45度交差、射撃など。

image006

射撃、他が上を越える

image007

交差

image008
45度交差

image009
連続ジャンプ

懇親会:
全ての行事は殆ど待ち時間が無いので時間通り終わる。
その後隊員食堂で受賞者、来賓の懇親会(有料)が行われ、野外では戦車搭乗
体験(74式)2両、装備品展示、ちびっこ体験広場などが午後いっぱい行われた。
都心に一番近い会場なので想像以上のにぎわいではあったが、恵まれたのは天気だった。前日も、その後も雨と言う谷間の晴れた気持ちの良い一日だった。

百人の喇叭主による演奏に天高く響いた

image010
喇叭手100名

(この項以上)