航空自衛隊春日基地研修

防衛懇話会は陸上自衛隊第四師団で訓練の様子を半日見学したあと夕、懇親会を行った。
そこに航空自衛隊春日基地司令も参加された。
翌日は一日を掛けて、春日基地で研修を行った。春日基地は福岡空港の民航の反対側に位置して航空管制は国交省のものだ。
まずは司令にご挨拶と全員の記念写真撮影。

司令とは私の飛行実績を話した。
その後、基地の概要説明、陸上自衛隊第四師団司令部駐屯地も航空自衛隊春日基地も元は帝国陸軍小倉工廠の施設のあったとこだった。
両施設は隣接しているのだが、直接は通行できず、空港をぐるりと270度回る。
また福岡市にちかく有事には統合した運用は効率的であると感じたが。

1、 警戒網
地政学的にみても九州北部は重要な日本全土の警戒網を担っている。各種レーダー、外部の
警戒施設との連携などの説明を受けた。

2、 T-4機
操縦士教官の説明があり、各々操縦席に座り計器やレバーその他操縦装置の説明を個人的に受けた。良かったのは航空救難の説明だった。

3、 CH-47
オスプレイ機にいずれ装備は変わるだろうが、この機材の今までの活躍は素晴らしいものがあった。私は昨年の火山爆発の際、車輪に橇を装着し高い高度まで多くの人員物資を輸送したことだ。
操縦席は広い。しかし下の視界は小型機と異なり効かない。熟練した技が必要だろう。

昼食をご馳走になった。

一番感激したのは研修の途中で木管楽器と金管楽器の各々のカルテットによる我々のためのコンサートを準備しておいてくれたことだ。演奏のうまさは言うまでもなく季節柄、クリスマスのデコレーションまでして和ませてくれた。

冬の夕暮れは早い。
防衛懇話会の一行は空港で解散し、私は一人で対馬へ向かった。


(この項以上)