「趣味どきっお城へ行こう」NHKテレビテキスト
千田 嘉博監修/著
2016年2-3月
なぜ私の手元に送られてきたのか、NHKの人が講演に来た時に名刺交換したかご本人の講演を聴いたのか?千田さんの名刺が入っていた。
テレビ番組をムック版のきちんと編集した本になっている。サイズは24x30cm、127pオールカラーだ。 番組取材で撮影した豊富な資料、現在の写真、古画、図面、古図面、見取り、イラスト、展示物などで各々の城を説明が内容であるが、特に興味深いのは城の歴史である。
堀をほり、石を積み込み、門を作り、天守までの工程だ。
出てくる城は、この本が大河ドラマ「真田 幸村」にちなんだものなので上田、松代、小田原、安土、彦根、姫路、名古屋、大阪城の真田丸などだ。
タイミングよく国宝姫路城の平成の改修が終わったばかり、昔の白が映える漆喰の壁。
また彦根城の大堀切り、桝形門、そして上りの石垣などが印象に残る。
日本の城は何のためにあったのか?どれだけ現存しているのか?
それらは時代により異なるだろう。戦国期の山城から近世の城下町つくりの経済活動の中心、目的が違うからだ。
この号にはないが、城と言えば加藤 清正と熊本城だが、大地震にも昔の建造物や石垣は結構強かったと言われている。
私は地震前に自衛隊の研修で熊本城を丹念に見学したし、古地図ももっていた。
清正公は名大の設計家、建築家であったことに間違いない。日本の建築技術を上記の城の例に見るまでもなく大変高い水準にあったことを現物が証明している。
日本全国、どこに行っても城の見学はかかさない。何かしら歴史の新しい発見がある。
(この項以上)