薄いブリキ製長方体の缶で蓋はしっかり閉まる。長さ22cmx幅8㎝x高さ4cmの寸法で、表に「手投○○榴弾九七式信管」縦に記してあり、別に白字で「十四」とある。信管約20個が収納される大きさだ。中国戦線で日本兵は一人当たり3個の手榴弾を雑嚢に入れていた。しかし雑嚢は防水でないので、信管から湿る恐れがあった。恐らく戦闘前にこの箱から出した各々信管を本体に装着したと考えられる。