1-13、米軍手榴弾持ち帰り許可
米軍はインデアン戦争当時より戦闘で個人が鹵獲した敵方の武器兵器やその他
をみやげを持ち帰ることを許可していた。そのために略奪も行ったこともあった。
太平洋でも、各種の兵器が、日本占領後も復員兵により持ち帰られ、それらが
今では一つのマーケットを形成している。手榴弾は小型であるので、個人が持ち帰るには適していた。しかし稼働するものは危険なので、禁止した。
専門の部署が処理したものには画像のような書類を付けた。
信管の外観を損なうことなく、上手に雷管、曳火ヒューズ、起爆薬、炸薬を抜いて、ヒューズの入っていた穴をふさいである。
なお、現存する日本の手榴弾の割合で九七式と「キスカ」と呼ばれた九九式は
4対1くらいで九七式が多い。この理由はわからないが、九七式のほうが記念品として見栄えがしたからだろう。(生産総数は同じくらい各々約1000万個)
一番少ないのは九八式柄付きで偽物も多い。
本物は迫力が異なる。